ナロードニキ

ナロードニキとは1860年代のロシアに生れた最初の革命的民主主義的集団。1861年の農奴解放によってもその悲惨な状態から解放されなかった農民に同情した青年知識層は、ブ・ナロード人民の中へを合い言葉に農民の啓蒙運動を展開しました。ナロードニキは、農民共同体ミールをロシア独自のものとし、西欧的資本主義を経ずに社会主義に到達しうると考えました。ナロードニキは、ロシアにおける資本主義の発展や労勧者階級の革命的役割を理解できず、インテリゲンチアを指導力とし、農民を主要な革命勢力とみなしました。70年代には無政府主義の影響を受け、ツァーリズムに対する戦術として個人的テロを用い、81年には皇帝を暗殺しました。多くの革命家を生みましたが、80年代以後その主流は、ブルジョア自由主義に転落し、また農民革命に重きを置く流れがら社会革命党が結成されました。レーニンはナロードニキとの闘争の中でマルクス主義を鍛え、ロシア社会民主労働党の結成と強化に努力しました。

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