党員証交換
ソ運共産党は第24回党大会の決定にもとづき、1973年3月より2年間の予定で党員証の交換を聞始しました。54年以来19年ぶりの交換でした。末端の活動家から最高幹部まで1400万人を超す党員について個別審査を行うという大規摸な整党点検作業でした。54年当時と比ぺ党勢は倍増しており、党員数は2億5000万のソ連人口の5.6%、党員資格である18歳以上の成人人口の9%を占め、成人ではおよそ10人に1人が党員だということになっていました。その結果、党員の一部には、公金を横領したり、地位権力を乱用したり、道徳的に堕落するものも表れ、一般市民の批判を浴びていました。またブレジネフ路線をネオスターリン主義路線とみて反発する一部知識人党員もおり、イデオロギー的引きしめが要請されていました。この党員証交換を機会に、腐敗分子を除去し、党風を整傭し、ブレジネブ体制を固めるとともに、はがばがしくない共産主義建設にてこ入れしようとしていました。

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